バックサポート(背もたれ)
JAY/J3バック
JAY®J3バック
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J3バックは、車いすの背布に替えて、だれでも簡単に使用できる最も進化したバックサポートです。
本製品には、以下のアイテムが標準装備されています。
オプションパーツ
消費税について 車いすと同時に購入する場合は非課税、単品で購入する場合は課税扱いになります。 取付け・取外し 両側のレバーを押し、バックを持ち上げるだけで取り外しが可能です。 バックサポート設定角度 22度までの範囲でJ3バックの角度を設定することができます。 |
特長
幅広い用途と対応性を持つJ3バック
J3バックは、アクティブな方から高齢者まで、幅広い用途と柔軟な対応性を併せ持つ最も進化したバックサポートです。

従来のバックサポートでは、取付金具がアームレストやサイドガードと干渉して、車いすを使用する方にとって最適な位置にバックサポートを取り付けることが困難な場合がありました。そのため、バックサポートの位置が高すぎる、低すぎるという問題が生じていました。
J3バックは新開発の取付金具によってこのような問題を解決するとともに、使用する方それぞれの障害や体型に最適なバックサポートの形状と支持を提供。快適性と安定性を提供し、機能性の向上に繋げます。
J3バックの車いすへの着脱はワンタッチ。バックサポートをJ3バックに替えるだけでさまざまな問題を解決し、今までにない快適性を体感していただけます。

※車いすへの装着例


調整が簡単!
バックポストの幅に合わせて最適な位置に取付金具を取り付けた後、バックの高さ / 奥行き / 角度を使用される方に合わせて設定することができます。身体や状態に変化があった場合の調整も簡単です。
↓付属の工具2種ですべての調節を行うことができます。 | ||
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高さと幅の調節 | 奥行きの調節 | 角度の調節 |
取外しも簡単!
両側の取り付け金具についているフックを軽く押し、バックを持ち上げるだけ(詳しくはページ下を参照)。

多くのサイズと形状
J3バックは豊富なサイズと形状を取り揃えていますので、使用される方に最適なサイズと形状が必ずあります。ある程度までの変形や円背にも対応するパーツが用意されています。
»4種類のJ3バックのタイプ
»3種類の体幹サポートの深さ

»11種類のバックサポートの高さ

※上記の4種の背面サポートレベルを決定後、そのレベルの中から3種のバック高を選べます。
»J3バック各タイプのバックレストの幅

これらの組み合わせにより、誰にでも最適なバックサポートがデザインできます。
他に類を見ない豊富な選択肢によって、我慢して合わないバックレストを使う必要がなくなりました。最適にフィットするバックレストをお選びいただけます。
使用者一人ひとりに合わせられるサポート面(背面形状)
J3バック専用のポジショニングパーツを使用することで、使用者がバックに合わせるのではなく、バックを使用者の体型に合わせることができます。

ポジショニングパーツには、様々な形状と大きさのウレタンフォームパッド、シム(薄いフォームパッド)、フィルインパッド(ビーンバッグ)などのカスタム用パーツが用意されています。
豊富なカスタムパーツ | 取付例(ウェッジ、ランバー) |
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これらのポジショニングパーツをJ3バックの中(アルミシェルとバックフォームの間)の必要とされる位置に取り付けることで、使用者の変形や円背に対応して背中にかかる圧を分散し、使用される方の背面に最適なバックサポートの形状が完成します。
背面の圧が均一に分散され、支持面が最大になることで、安定性と快適性が得られ、機能性を最大限に引き出すことが可能になります。
後傾対応(骨盤が後方へ傾いている方) | 骨盤を支持できる方で円背傾向の方 |
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ポジショニングパーツは強力なマジックテープで取り付けますが、必要に応じて取り外したり位置を変更したりすることが可能なため、体型や状態の変化に対応して設定を変更することができます。
ポジショニングパーツの無数の組み合わせによって使用者の背面に最適な形状を提供できます。J3バックの様々な形状とサイズにポジショニングパーツを組み合わせることで、まるでカスタムメイドのように使用者に最適なバックサポートが完成するのです。
ラージランバー使用例 | フラットタイプシム使用例 | ペルビックパッド使用例 | ラージビーンバック使用例 |
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※画像はすべてラテラルタイプのバックシェルです。
処方に便利なセット商品
ミニフィットキット1 | ミニフィットキット2 |
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バックレスト角度
シートの奥行きを減らすことなく、バックサポートの角度を22°まで調整することが可能です。この調整機能は、身体の変形に対応するため大きな背面角度を必要とする方に、とても有効な機能です。
※リクライニング角度は最大22°まで設定可能です。

J3バック専用に開発された取付金具「JAYマウント」の画期的な機能
「JAYマウント」システムには、いくつもの新機能が盛り込まれています。アームレストやサイドガードがバックポストに溶接されていても、左右1ヶ所ずつの取り付けスペース(約5cm)さえあれば、取り付けが可能です。
約5cmの間隔さえあれば、お好みの箇所に金具の取り付けが可能です。 | 上から見たJAYマウント取付 |
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パイプ径1.9cm~2.85cmの範囲のバックポストに取り付けが可能です。
「JAYマウント」の取り付け幅調整機能により、標準タイプの場合、約5cmの範囲で取り付ける幅の調整が可能です。延長タイプのJAYマウントを取付けた場合は、前後8.2cmの奥行き調整を行えます。
奥行き調整機能により、シートの奥行きを減らすことなく、使用者に最適なバックサポートの角度に調整することが可能です。
多種多様なバックサポートの選択肢に加えて、取り付ける際の調整機能に優れた新開発のこの取付金具「JAYマウント」により、いくつものバックサポートを試す必要がなくなりました。
1個のバックレストを、1回のフィッティングで決め、1種類のオーダーフォームで注文する、それだけです。
誰にでも簡単な着脱方法
「JAYマウント」を使用するJ3バックの着脱方法は、今までのバックサポートとは違う、全く新しいシステムです。
「JAYマウント」とJ3バックなら、バックレストを車いすから取り外すときに、余分な力を入れて持ち上げたり、引っ張ったりする必要はありません。 わずかな力で、片手でも着脱が可能です。
»取外し 両側についている矢印のレバーを押し、J3バック上部フックを上に持ち上げれば、バック重量のみの力で取り外せます。 »取付け もとの位置に両側のレバーをはめ、上から軽い力で押せば「カチッ」という音とともにしっかりと固定されます。 |
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この簡単な着脱方法なら、たとえ上肢にある程度の障害があっても、他の人の手を煩わせることなく、自分でバックレストを着脱することが可能です。
「JAYマウント」とJ3バックは、自立度の向上にも有効です。
選べる取付金具
»JAYマウント標準タイプ取付金具
J3バックには、この取付金具が標準装備されています。
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※J3バックの高さ、角度、奥行きの調整が可能です。
使用される方の状態や必要に応じて、以下のオプション金具をご使用ください。
オプション取付金具
»JAYマウント延長タイプ取付金具
J3バックに大きな角度をつけて取り付ける時の取付金具です。
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![]() ※JAYマウント標準タイプ取付金具 |
![]() ※JAYマウント延長タイプ取付金具 |
この取付金具を使うことで、座面のスペースを使わずにバックの角度をつけることが可能になります。
»JAYマウント4ポイント標準タイプ(4点留め)取付金具、JAYマウント4ポイント延長タイプ(4点留め)取付金具
JAYマウント4ポイント(4点留め)取付金具は、筋緊張が強い方・体重が重い方・サイズの大きい/高いバックをご使用する方のために開発された取付金具です。
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※標準の2点留め取付金具と同様に、取付幅、背角度、高さ、奥行き調整が可能です。
2点留め金具による取付では不十分だと思われる場合は、この4点留め取付金具をご使用ください。
»JAYライトマウント4ポイント軽量タイプ(4点留め)取付金具
JAYライトマウント4ポイント軽量タイプ(4点留め)取付金具は、超軽量で取り外しの必要がない固定車専用の取付金具です。
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4個の取付金具の使用により、高い剛性を提供します。
»NEW!設定や調整時に役立つ取付金具の目盛りがつきました。
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取付簡単、豊富なアクセサリー
いろいろなサイズのラテラルサポート、ポジショニング・パーツ、ウイットマイヤー社製のヘッドレスト、チェストストラップ、体幹サポートなどの選択が可能です。
»ラテラルサポート(体側サポート)
![]() 固定タイプ |
![]() スイングアウトタイプ |
»NEW!ラテラルサポートの取付箇所が増えました。
限られていた取付位置が増えることで、使用者の快適な位置にラテラルサポートを設置できるようになりました。
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»ラテラルサポート取付例
ハーネス+ラテラル取付例 | 背面から見た画像 ※ベルトガイドが上部にあります。 | カバーを外した画像 | ベルトガイドから ハーネスを外した画像 |
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»NEW!新開発!!一体型体幹サポート(オプション)
体幹のバランスが悪い方や、軽度の側弯の方に最適な一体型体幹サポート。上下の位置調整と多少の角度調整ができます。
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※この上をバックフォームがカバーします。
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※注文時は、1サイズ大きいバックフォームと専用カバーが標準装備されます。
※すでにお持ちのJ3バックにご使用になる場合はお問い合わせください。
»ヘッドレスト(頭部サポート)
プラッシュヘッドレスト(サイズは3タイプ)
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ヘッドレスト取付金具装着例 ※注文時には取付金具用に加工されたカバーが注文できます。 |
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簡単なモデルの決定と注文方法
J3バックは、バックサポートとしてもっとも豊富なサイズとオプションをラインナップしています。
一見すると複雑で、どのモデルのJ3バックを選べば良いのか難しそうですが、J3バックのオーダーフォームに従ってサイズやオプションを選択していけば、初めての方でも簡単に適切なモデルを決定できるようになっています。
J3バックのモデルを決定する際は、
- 体幹サポートの深さ
- 背面サポートの高さ
- バックサポート高
- バックサポート幅
- 取付金具の種類
の順に決めていきます。
この5項目がそのままJ3バックのモデルコードになり、注文する際もこのモデルコードをそのまま使用します。また、モデルコードを見ればJ3バックのサイズや仕様がすぐわかる、非常に便利なシステムになっています。
その他の特長(2013年10月追加オプション)
最近では、バスなどの車両内で車いすを固定する車載時固定用フックの需要が高まっています。しかし、ほとんどの着脱可能なバックサポートはこのような使用に関する試験を受けておらず、また認証もされていません。
J3バックは、車載時固定用フックの搭載された車いすに装着した状態での安全試験に合格した初めてのバックサポートです。
»NEW!フォーム
柔らかく厚いフォームでより快適に!
※フォームの素材が従来よりも柔らかくなったので、見かけは厚くなりましたが、使用感はほとんど変わりなく快適性が向上しました。
![]() ※1インチ(2.54cm) |
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![]() ※1.5インチ(3.81cm) |
»NEW!アウターカバー
従来の「3DXファブリック」を「ブラック・ストレッチファブリック」で覆うタイプになりました。
※フュージョン・クッションに使用されている「ブラック・ストレッチファブリック」で覆うことで、引っ掛かりから起きるほつれなどの問題を解決。快適性と通気性はそのままです。
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»NEW!インナーカバー
必要に応じてJ3バックのカバー内のフォームを保護するために、防水加工の伸縮性カバーが追加できます。
このカバーは、フュージョン・クッションに使われているインナーカバーと同様の素材で、有料オプションです。
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